- HOYAとリコー、ペンタックスブランドの譲渡について会見(デジカメWatch)
「お嫁に来て貰った感じ」(RICOH)
この言葉が全てでは無いだろうか。RICOHのラインナップに比べればPENTAXは645・K・Qの3マウント。世界でも希に見る3マウントを持つカメラメーカーだ。手土産には十分すぎるだろう。
さて、TwitterではRICOHユーザーとPENTAXユーザーで受け取り方が違う様だ。
- ペンタックスのデザインが嫌い(RICOHユーザー)
- 国内メーカーへの譲渡で良かった(PENTAXユーザー)
価格.comなどを見ると「Kマウントの縁で」などの書き込みを見掛ける。RICOHは銀塩時代にKマウントに参入していた実績があるのは事実。しかし、それは過去の事で有り今回の買収とは関係の無い事では無いだろうか?何時までも過去の事に拘るのもどうかなと。つまらない書き込みも多く見られる。
また、マウントの多さに苦言を呈する輩も多い。マウントばかり多くても...といった感じだが、同一メーカーで複数マウントというのは、ある意味選択肢が多くて良い事では無いだろうか。
先日発表されたQマウントは、プレミアム単焦点・標準ズームを出してきた。こう言った場合、標準ズームと望遠ズームのWズームキットというパターンが多いが、この組み合わせは興味深いと思った。また、レンズメーカーで有りながらトイレンズを発表した事。いままで、光学機器メーカーで新マウントに対して初めからトイレンズなんて出しただろうか。
それだけマーケティングリサーチを徹底し、隙間産業かも知れないが需要が見込めるモノに対して注力する。まともにキヤノンやニコンに立ち向かっても仕方ない、アプローチを変える事が重要なんだと思い知らされた。
因みに、Qシステム発表後の譲渡。Qシステム発表前に買収騒ぎが起こるとQシステム販売に影響が出るのは間違いない。少なくともQシステムはRICOHにとって特別な嫁入り道具になるのでは。実はRICOHがやりたかったシステムなのかも知れない。それの発表を待ってと言うのが、大人の対応と言えるだろう。
RICOHとPENTAXの今後に付いて。この買収の効果が現れるのは来年の話になるだろうが、どういった効果が現れるのか、どのような製品が出てくるのか楽しみだ。少なくとも、KマウントAPS-Cミラーレスは秋に出てくるだろう。
最後に一言。色々言う輩が多いが、用途に合えば自分が欲しいカメラを買えば良いだけで、それがどこのメーカーなんて後回しで良いんじゃ無いかなと思う。デジタルは流れが速いので、欲しいと思ったときに買わないと大事な瞬間を取り逃してしまうだけだ。私はPENTAXから入ったが、現在はCANONのDSLRとSONYコンデジをメインで使っている。使いたいレンズがあって、たまたまそうなっただけで、別にメーカーはどこでも良いんじゃ無いだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿