2009年11月24日火曜日

EOS40DとEF100-400mm F4.5-5.6L IS USM


最後の少年野球大会の為に、いつものK20D+SP70-200mmF/2.8ではなくEOS40DとEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMを手配した。言わずと知れた動体撮影用APS-Cカメラで、レンズは超音波モーター搭載100-400mm。以前、カメラマンにグラウンドでは500mmは有った方が良いと言われた事を思い出し、70-200mmF2.8に×1.4より楽に撮れるだろうと考えた。

EOS40DはPENTAXに比べて前高がありグリップも適切で持ちやすい印象だった。前ダイヤルはちょっと指が痛くなるくらい尖っている。PENTAXのハイパー操作系に慣れてしまうと瞬時にF値やSSやISOを変更するのはCanonであれNikonであれ煩わしさを感じてしまうだろう。その位ハイパー操作ダイヤルは優れていると実感した。ファインダーは甲乙付けがたい見易さで、どちらがと言った差はなかった。足回りの部分になると流石Canonと言うしかない。特にシャッターレスポンスは素晴らしい。レリーズタイムラグや連写速度、AFの速さは比較にならない。気持ち良いくらいシャッターが切れる。半押しの感覚や全押しのフィーリングも違った物だ。良い意味でそれぞれメーカーの個性だと思う。

EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMに付いては圧巻の一言。直進ズームの操作性が心配だったが、PENTAXやNIKONとヘリコイドが逆な事を考えれば直進ズームの方が迷う事ないだろう。それよりも画角を変えやすくロックも出来るし実に理に適った設計なんだと感じた。ISの効きに付いては新鮮というか、それに加えてUSMの効果が素晴らしかった。AFの速さと相まってスッとピントが合う感じだ。AIサーボにしてしまうとスーパーインポーズが点滅しないため合掌したかどうか、何処にAFポイントが来ているのか分からないのだが、PENTAXだとAF-Cで合掌しないとシャッターが降りない様になっている。AIサーボは取り敢えずシャッターは切られるがピントの中抜けが多かった。

撮影後、PCでRAW現像したが予想以上にピントが甘い画が多かった。被写体が前後に動く場合は余り追従しておらず、組み合わせが悪かったのかも知れない。レンタルなので致し方ない部分だが期待しただけに残念だった。正直なところK20D+SP70-200mmF/2.8でワンショット撮影した方がシャープでピントが来ていると思った。もしかしたら普段からファインシャープネスで撮っているのでシャープな画に慣れているのかも知れない。ただし、PENTAXでは集中して狙わないとタイミング逃す事が多く難しいのだが、EOS40DとLレンズの組み合わせなら気楽に狙えると感じた。

今回EOS40DとLレンズを使い、Canonの良さとPENTAXの良さを再認識出来た。動体撮影は腕でカバー出来るんじゃないかと、K20DでCanon機に負けないよう努力したいと思った。

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