ポジショニングはエントリー機のKissとハイミドル機の7Dの間に位置する。Kissと7Dが有る以上、APS-C二桁機は中途半端なポジションに置かれてしまった為、60Dは必然的に中途半端な感じになってしまった。当初は叩かれまくったが、最近ではそんな声も何処吹く風、エントリー上級機として初心者の入門にも上級者のサブ機としても購入されている話を良く聞く様になった。
Canon提供のBS-JAPAN「写真家達の日本紀行」では主に60Dを用いているのを目にする。実はこの番組を観てCanon良いなぁ、60Dも結構良いんじゃ無いかと思う様になった。
Nikon D90を買ったのは使ってみたいレンズ(Nikkor 70-300mm VR)が有ったからで、その目的は一応達成された。購入したタイミングが悪く使う機会は殆ど無かったが、同じ時期に発売されたTAMRONのSP70-300mmの手ぶれ補正の効き具合に感銘を受け、Nikonに拘る必要は無くなってしまった。
本来は長男が退院して落ち着いたらD7000でもと思っていた。D7000自体9万円程度で買えるまで落ち着いたし基本性能も高い。特に39点AFや3DトラッキングなどAF性能には目を見張るモノが有るし、高感度耐性に優れたSONY製撮像センサーなども魅力だ。
K-5のプレミアムスモールのコンセプトに沿った高機能・高感度耐性なども魅力的でAPS-C最高画質と言われている。嘗て使用していた経緯も有りもう一度戻っても良いかと言う気持ちも出てきた。
EOS60Dに付いては、EOS7Dでは敷居が高い、重すぎると言った部分から浮上してきた。きっとどのマウントを購入して使っても感じると思ったのは、白Lレンズを使ってみたいという気持ちだろう。
実は、この3機種で持った感じが一番良かったのがEOS60Dだった。無理にコンパクトに拘らず、横幅を従来のAPS-C2桁に合わせてきた結果だろうか。今まで自分が触れた中でPENTAX K20Dに一番近いフィーリングだった。勿論60Dの方が若干軽い。
前後ダイヤルが無い為に若干操作性がスポイルされている感じがしたが、これはまぁ仕方ないのかも知れない。その為にサブ液晶前にある4つのボタン、今回から1ボタン1動作となっている。
ライブビューに付いては散々酷評されているので余り触れる事では無いが、液晶画面が素晴らしい出来なのとバリアングルと言う事で使い勝手は非常に良いなと感じた。ライブビューの使い方としてMFピントの追い込みに便利だと言う事が良く分かった。勿論AFピントの確認にも使える。バリアングル液晶には保護フィルムを貼っていない。移動時は裏返せば良い訳だしキズが付き難く理にかなっていると思った。
連写速度、記録メディアの違い、視野率(7Dも怪しいけど)、AFアジャストが無い事が7Dに対してのグレードダウンと言われる所以か。反面、7Dに比べて軽量でバッテリーも共通でメリットはあると思う。縦グリの出来が良いと言う噂も嬉しい。D90に付けた縦グリは90日位しか手元に無かったが、縦位置撮影で役に立った。60D用の縦グリもいずれ購入するつもりだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿