2009年9月16日水曜日

「迷ったらコレ」というレンズ

(TAMRON 28-300mm F3.5-6.3 XR LD MACRO )

Canon40D使いの知り合いが300mm単玉以外に普段使っていたのが28-300mmのVC付きだった(Model A20)。画質も良く使い易そうだったし、70-300mmと違い28mmスタートになっているのでワイドからテレまで満遍なく使えると思った。実際、70mmでは広角が不足気味でチャンスを逃す事もしばしば有った。
オークションで¥15,000即決のA06が出ていた。Di化されたA061が欲しく悩んだが、コーティングのみの差だし安いし落札。古いレンズの割に程度が良く、埃の混入も皆無だった。高倍率は初めて購入したが、ファインダーの暗さは予想通り、屋外で使うべきだろうと思った。しかし、28mmから300mmまで1本で済むのは大変便利。

レンズ整理の為に購入から8ヶ月で売却したが、もっとも装着率が高いレンズだった。何撮るか分からないけどカメラ持って行こうと思ったら先ずこのレンズだった。何でも撮れるし一番困らないのは事実。巷では「18mmスタートじゃないと広角が不足しませんか?」と言った話が良く聞かれるが、28mmスタートでも何ら不満は無かった。
等倍で鑑賞すればピントが甘いとか解像感無いとか色々出てくるが、普通に閲覧する分には問題なかったと思う。SP70-200mmF2.8と比べたら差は歴然だが、SP系では無いレンズなのでこんなモノだろう。70-300mmと同じ構図で比べればバックのボケが汚いとか分かるが、単体で見たらきっと分からないだろう。

気になった部分として、マニュアルフォーカスでの使用を前提に作っていないので、ピントリング操作感が酷い事。おもちゃのような雑な操作感だった。あとは200mm以上だと解像感希薄な事。ボヤッとした眠い画像になり易い。絞るとSS遅くなってしまうし、なかなか難しいレンズだった。便利なレンズだった反面、便利すぎてこれはイカンと思い手放したのも1つの理由だ。更なる解像感が欲しくなり、入れ替えのつもりで望遠ズームに手を出してしまった...

(2009.7.9  杜の湖畔公園内  ふわふわどーむ)

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